- 基調講演:藤田進さん
- バラータ難民キャンプとテレビ電話交流
昨年のイスラエルのガザ・レバノン侵攻により多くの市民の命が奪われたことは記憶に新しいことと思います。しかし、イスラエル政府は、今もなお、度重なる国連決議や国際人道法を無視して、被占領パレスチナおよびシリア領ゴラン高原の占領を継続し、ガザ地区の封鎖と西岸地区におけるユダヤ人入植地と「隔離壁」の建設を続けています。日本を含めた国際社会はこうした犯罪行為・人権抑圧を行うイスラエル政府に対して、何ら効果的な働きかけを行うことができずにいます。
この度、こうした状況を憂慮し、イスラエルに対するボイコット・キャンペーンをはじめとした、パレスチナ問題の公正な解決に向けた取り組みを広げていくために、「パレスチナの平和のための関西連絡会」を結成する運びとなりました。
西岸・ガザにおける占領はこの6月で40年目を迎えます。また、来年は、イスラエル建国によるパレスチナ人追放・隔離・虐殺の開始から60年目の節目となります。私達は、この2年間、「パレスチナ占領40年と民族浄化60年を問う」キャンペーンを行っていきます。このキャンペーンの第一弾として、今回の集会では、藤田進さんの基調講演を通じて、グローバル化のなかでのパレスチナ問題の課題を確認すると同時に、バラータ難民キャンプの青年達とのテレビ電話による直接交流を通じて、被占領下の人びとと日本に暮らす私達との間の「連帯」「協働」の可能性を探りたいと思います。ぜひ、ご参加下さい!
企画詳細
- 日時:2007年6月10日(日)午後3時〜6時30分(2時30分開場)
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- 第1部 15:05 基調講演:藤田進さん(東京外国語大学教員)
- 第2部 16:50 被占領下パレスチナとの直接対話(バラータ難民キャンプとテレビ電話交流)
■ 藤田進:
東京外国語大学教員。アラブ現代史専攻。主にパレスチナ問題の歴史的考察に取り組み、難民キャンプ住民聞き取り調査とアラブ歴史資料を照合して第2次大戦後のパレスチナ民衆史叙述を目指している。
主著『蘇るパレスチナ』(東京大学出版会)■ バラータ難民キャンプ:
パレスチナのヨルダン川西岸地区北部、ナブルス近郊に位置するバラータ難民キャンプは、キャンプのなかでも最大規模であることに加えて、強い抵抗運動でも知られ、また逆にそれに対するイスラエル軍の激しい弾圧も日常化しているところ
参考サイト:バラータ難民キャンプの若者たち - 会場:(大阪:天満橋)ドーンセンター大会議室
- 京阪「天満橋」駅下車、東口方面の改札から地下通路を通って1番出口より東へ徒歩5分
- 地下鉄谷町線「天満橋」駅下車、1番出口より東へ徒歩5分
- JR東西線「大阪城北詰」駅下車、2番出口より土佐堀通り沿いに西へ徒歩15分
- ドーンセンター
- 参加費:1000円/学生及び低収入者:700円(資料代込み)
「学生・低収入者」の方は受付時に自己申告をお願いします。
- 連絡先
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- Eメール:palestine-forum@gmail.com
- Tel:090-9273-4316
- Fax:06-6624-2835
- 主催:パレスチナの平和のための関西連絡会
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【呼びかけ団体】(2007年4月20日現在、50音順)
- Attac関西
- 大阪YWCA国際部
- 関西共同行動
- どこまでも9条の会
- 日本基督教団大阪教区社会委員会
- パレスチナの平和を考える会