パレスチナの平和を考える会
【イベント案内・大阪】
講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会)
会場:エルおおさか
日時:2018年9月〜11月
土曜日・18時30分~20時30分
パレスチナのガザ地区で、「イスラエル建国」つまりパレスチナの人々にとってはナクバから70年にあたる今年、3月末からガザ地区の広範な団体の呼びかけで「帰還のための行進」が行われています。境界線に向けた非暴力の平和的行動に対してイスラエル軍が射撃を繰り返し、多数のパレスチナ人が死傷しています。
イスラエル政府による不当な占領・封鎖と暴力に対して国際的批判が高まっている中、日本では安倍政権の下でイスラエルとの軍事技術協力や経済協力が急速に進められています。
オスロ合意による中東和平の現実性が遠ざかる中、米国トランプ政権による米国大使館のエルサレム移転、イスラエル国会における「イスラエルはユダヤ人の国家である」とする基本法の制定など、占領と入植の現実を固定化し、パレスチナの人々の権利の実現を不可能にする動きが強行されています。これらは植民地主義とレイシズムを否定する現行国際法秩序の根本的な転換をもたらそうとする動きであり、その影響はパレスチナだけにとどまるものではありません。
この問題についての日本における報道の多くは断片的であり、問題の歴史的背景や、イスラエルの圧倒的軍事力とガザの人々の絶望的な苦境という現実を、「宗教対立」・「暴力の連鎖」という印象によって見えなくさせています。
パレスチナの人々と連帯し、公正な平和をめざす運動を継続、拡大していく上で、パレスチナ問題を生み出してきたシオニズムの問題の歴史と、その中での国際社会の責任、日本の関わりについて私たち自身の理解を深め、積極的に議論を作り出していくことが重要であると考え、連続学習会を計画しています。ぜひご参加を。
講師プロフィール
役重善洋(やくしげ よしひろ)
京都大学大学院・環境学研究科修了。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、博士(人間・環境学)。パレスチナの平和を考える会事務局長。
近著 「近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム - 内村鑑三・矢内原忠雄・中田重治におけるナショナリズムと世界認識」(インパクト出版会、2018年3月刊)
参加費:毎回1000円(割引希望の方は応相談)
※通し参加を申し込まれた方は第2回以降各800円
根本から考える!
パレスチナ問題連続学習会
講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会)
日時:2018年9月〜11月
土曜日・18時30分~20時30分
参加費:毎回1000円(割引希望の方は応相談)
※通し参加を申し込まれた方は第2回以降各800円
会場:エルおおさか
※部屋は回毎に異なります。1階ロビー電光掲示板にてご確認ください。
主催:パレスチナ問題連続学習会実行委員会
賛同団体:ATTAC関西グループ/関西共同行動/パレスチナの平和を考える会
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