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バグダードの目撃者
2003年4月12日(土)


米国のCIAと海兵隊はバグダード中央刑務所を解放し、収容されている刑事犯や窃盗犯に略奪や暴動をそそのかす

弾幕のごとくイラクから日々伝えられるニュースがパレスチナや他のアラブの国々で観察している人に伝えられるにつれて、イラクの国の象徴や大学さらに歴史というものが汚され略奪されているのを見ることに多くの人々は深い悲しみと苦痛を感じている。現在、アラブ世界ではアメリカ占領軍が意図的にイラクの多くの都市において、この無法状態、無秩序状態をそそのかしているというは常識的になっている。

イラクで現在進行していることに関するアラブのメディアからのニュースを観察するとそれは他の国際的な情報筋特にアメリカのメディアからのものと異なる。

略奪が行われているときに撮影されたアルジャジーラTVでは一人のバグダード住民がインタビューで、アメリカ海兵隊とCIAの諜報員がバグダード中央刑務所の扉を開け、全ての囚人、多くは刑事犯や窃盗犯の類が解放されたと証言した。その住民は「海兵隊が約300人の囚人を引き連れ、この政府の合同庁舎に放ち、中の全てを破壊させるのを私はこの目で見ました」とも述べた。

さらに彼は怒り、確固たる調子で次のように付け加えた。「私たちはイラク人であることを誇りに思っています。私たちの価値観ではこのようなことは許せません。それはアメリカ兵が意図的にさせているものなのです。イラク人はこの様な悲惨な戦争を私たちにもたらしたことで、これらの兵士達を放逐し、殺すでしょう。」

英国王立国防学研究所の所員でイラク系英国人で、最近のイラク戦争に関するゲストとして、しばしば多くのアラブ系メディアに登場しているムスタファ・アル−アンニ博士は次のように述べている。「私たちが今見ている略奪や強奪はアメリカによって計算された政策の一つである、それは国家としてイラクに何を残すかという破壊そのものであり、イラクの人民に絶望とあきらめをもたらそうとする意図的な行動である。」

その結果、イラクの人々はアメリカによって数週間後に強制される政治体制がどんな形態であろうと容易にそれを受け入れるであろう。

彼はさらに付け加えて言う。「私は確信しています。CIAと海兵隊はこの混沌とした状態、無政府状態に積極的に関わっていることを。アメリカ人達はバグダード中央刑務所に押し入りあらゆる種類の犯罪者を解放したのです。」アル−アンニ博士は話を続けた。

 「アメリカ人は少なくともバグダードや他の諸都市を征服した後の数日は戒厳令を引くべきでした。なぜ彼らは警察力を導入しなかったのか?このような戦争を企図したのであれば、何らかの形で、一般の 人々の安全の確保を考えるのが当然なのに、アメリカにそれをさせなかったのは、いったい何なのか?」このゲストは略奪者たちが内務省に入った場面を見て次のようにもコメントした。「ここはとても重要な省です。ここにある記録(*が失われること)はイラクにとって大きな損失になることは確実です。

元のデータ・文書がなくなってしまった結果、アメリカは、どんな人間でも連れてきて、『合法的に』(堂々と)イラク市民だと宣 言できるのです。ご覧ください。記録は破壊されつつあります。アメリカ兵は見ているだけです。また病院や大学も破壊されつつあります。それは将来アメリカの企業にその施設を好きなように再建築する契約が与えられるということなのです。それはイラクに対する広大な戦略なのです。」

注*は田中が補記

2003年4月12日

B.サーメド


→英語原文







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