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ブッシュ−シャロン会談に対するパレスチナ人の反応
2004年4月15日(木)


ガザ市: 4月14日、水曜日にワシントンでブッシュとシャロンの共同 記者会見が行われるとすぐに、パレスチナ被占領地では、米大統領 がシャロンの一方的な計画に賛同したことについて、怒りの反響が沸き 起こった。主要な新聞は赤色の大見出しで「ブッシュの約束」「第2 のバルフォア宣言」などと打ち出した。何人かの記者や解説者は一 方的計画へのブッシュの賛同を「黒書」[ひどい外交文書のこと]だと 表現した。メディアの報道によれば、パレスチナ自治政府関係者らは このアメリカの動きについて「ロードマップを殺すものだ」として非難した。 また、パレスチナの政治諸党派のなかにはアメリカ抜きでパレスチナ 問題についての国際会議を開催するよう求めるものもあった。

イスラム聖戦の指導者はアラブ向けのテレビニュースで次のように語った。 「この酷い動きが示しているのは、アメリカによるイスラエルに対する偏 向姿勢、パレスチナ民衆の合法的な権利と尊厳に対するひどい侮蔑、 そしてすべてのアラブ人とムスリムに対する中傷の究極的な実例だ。」

一人のパレスチナ人の女性は、ブッシュはパレスチナ民衆に代わって交 渉をする権利はない、和平交渉はパレスチナ人の指導者を通して行 われるべきだとコメントした。

他の様々なメディアでも、「合州国は、シャロンに誤ったメッセージを送 ることで、西岸における入植地のためのさらなる土地没収や隔離壁建 設の続行、国際法や既存の国際条約への軽視を促している」との声 が上がっている。

B・サーメド
ガザ、パレスチナ
2004年4月15日

→英語原文



パレスチナの大新聞[アル=アヤム]は一面トップに「第二のバルフォア宣言:ブッシュは、全占領地から撤退しなければならないというイスラエルの責任を免除した」と掲げた。この第一面は、1917年11月2日(約90年前)に出された、悪名高い「バルフォア宣言」に言及している。この宣言で、イギリスは、10%の少数派だったユダヤ人に対して、多数派を占めていたパレスチナ人に相談することなくユダヤ民族国家を約束した。その結果、現在にいたるまで、戦争と衝突が続いている。


今日のアル=アヤム(パレスチナの新聞)に掲載された漫画。ブッシュ大統領の声明「ブッシュの約束」についてパレスチナの家族が話している。背景には「ブッシュに地獄に行け、と我々は言わなければならない」とある。パレスチナの大衆や政治家たちは、不信と怒り、落胆、そして抵抗の気概をもって、ワシントンからのニュースを受け止めた。
ガザ:4月15日



ガザ市の海岸でサッカーに興じるパレスチナの青年達
写真:2004年4月14日



ガザ市の海岸にて
写真:2004年4月14日




ガザの漁師
写真:2004年4月14日







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