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世界の無関心とエルサレム      2001年8月9日(木)


今日、8月9日、午後3時ごろ、西エルサレムの混雑したレストランで激しい爆発が起きた。これまでのところ、犠牲者は、死者19名、負傷者80名以上である。

この1,2週間、パレスチナ人の間ではこうしたことが起きることは予想されていた。国際社会は、シャロン政権の暗殺政策に対する消極的な態度をとってきたことについて非難されねばならない。パレスチナ人のリーダーは、ほぼ毎日暗殺されていたにも関わらず世界は傍観し続けたのである。

もし、国際社会が外交的イニシアチブによって介入し、あるいはイスラエルの暗殺政策を真剣に止めようとしたならば、今日の爆発は決して起きなかっただろう。

一人のガザの住民は言った。「彼らは何を期待しているんだ?彼らは、毎日ミサイルを撃って、私達のリーダー達を殺してきた。でも、世界は何もしなかった。」

別の、食料雑貨店を営む男は、次のようにコメントした。「これで、世界はまた、(事態への)働きかけを再開するだろう。いわゆる世界のお偉いさん達は、犬の群れのようにアラファトに会いに詰め掛け、「暴力をやめなさい。暴力をやめなさい」とほえるだろう。彼は、怒りながら、付け加えた。「私達の町が毎日ミサイルを撃ちこまれていた、先週、先々週に彼らはどこにいたんだ」。

ガザの通りは、ガランとしている。人々は、すぐにいつでも空爆があるだろうと考えている。すでに、イスラエルの戦車は、ガザ市の南5キロにあるネツァリーム入植地の西のパレスチナ人の地域に移動している。

状況は、ますます緊張してきている。今後の数時間と言わずとも、数日間には、多くの人命が失われ、また、物的損害が出るだろう。再び、アメリカ製兵器の展示が行なわれ、その科学技術を見せつけながら、アラブ人に対しての実演がされることになるだろう。

2001年8月9日

B.サーメド


→英語原文





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