前へ                 INDEX                 次へ 

被占領地からのニュース      2001年12月24日(火)


この数日間、ガザの状況は非常に穏やかである。あらゆる民族的努力が、すべての政治勢力間の団結力を維持することに注がれている。パレスチナ人は、いまのところ、パレスチナ議長と民族全体に対する凄まじい圧力を前にして、いかに民族を統一し続けるかということに主な関心を向けている。

多くのパレスチナ人は、内戦の可能性に関する国際メディアによるコメントや疑問に驚き、衝撃を受けた。ほとんどの人はそのようなことについて強く否定する。問題外だ。パレスチナ人は、自分たちは十分政治的に成熟しているから、内輪もめを避けることができると考えており、そのことは、シャロンや他の敵を落胆させる。人々は、そのような筋書きはイスラエルとアメリカの希望的考えだと考えている。なぜか?それは、もしパレスチナ人が(神の禁じる)内紛を始めれば、イスラエルとアメリカは、パレスチナ側との交渉で強い立場に立てるからである。

昨晩、12月23日、ガザ地区南部で、イスラエル軍はハンユニスの町に砲撃をした。この町は最も激しい衝突地域と考えられる。理由は一つ;ガザ地区全体で最大のユダヤ人入植地の存在である。地元の人々によると、もしイスラエルが暴力の停止を必要とするならば、イスラエルは、この数日の穏やかな状況を有利に利用するだろう。パレスチナ人側からは全く銃撃がなかった。挑発するような原因は何もなかったため、この砲撃はこの地域にとってとても驚きであった。

今日、12月24日、アラファト議長はベツレヘムの生誕教会にクリスマスのミサに参加することを決めた。ガザや他のパレスチナ被占領地に住む、多くのキリスト教徒のパレスチナ人にとって、このことは何も目新しいことではない。彼らは長年にわたってベツレヘムでの礼拝をすることを妨げられてきた。これは、イスラエルによる、系統的な、信仰と宗教行為の自由に対する侵害である。

今のところ、アラファトは、たとえ歩いてでもベツレヘムに行こうと、ラマッラーを出発する準備をしている。シャロンは彼を行かせないと断言した。アラファトは、ベツレヘムに行って、今晩のクリスマスイブを喜ぶキリスト教徒のパレスチナ人達とともに礼拝に合流すると断言した。

ベツレヘムの町はパレスチナ自治政府の管理下にある。

メリークリスマス

B.サーメド

2001年12月24日

パレスチナ、ガザ


→英語原文



ガザ地区・ハンユニス難民キャンプでの葬式における怒りとフラストレーション。彼は、イスラエルの狙撃兵によって殺された16歳の少年の親戚。家の前で遊んでいたときに撃ち殺された。
12月18日

今日、12月24日、パレスチナの日刊紙アル・アヤムに掲載されたマンガ。シャロン政権はアラファトがクリスマスを祝福しにベイトラヒームに行くのを阻止した。





  前へ                 INDEX                 次へ