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イスラエルによる金属工業への攻撃と集団的処罰に対するパレスチ
ナ人の抵抗
2003年2月5日(水)


ガザ
この数週間、イスラエルはガザの金属工業地区に対する軍事行動を強化している。メディア筋によれば、イスラエル軍は戦車とアパッチヘリコプターを用いて、わずか2週間の内にガザと南部のハン・ユニスにある90軒の金属加工工場を破壊したという。

何10人もの工場経営者、そして何100人という労働者が突然職を失い、瓦礫と破壊された機械だけが後に残った。先週土曜日の2月1日、パレスチナ金属工業組合がパレスチナ立法議会(国会)の前で抗議行動を行った。工場経営者と労働者がともに並んで行進し、自分たちの怒りを声に出して、彼らが言う「イスラエルによるパレスチナ経済に対する戦争とパレスチナ全人民に対する集団的処罰」への抗議を行ったのだ。経営者の中には、先の1月25日のガザ攻撃で故障した大きな機械を顕示するものもいた。55歳の経営者は機械の残骸を載せたトラックの横で、こう語った。「わたしの工場がやっているのは、ガザ全域にあるパン工場のための部品修理と製造だ。だから、大きなパン工場とそこにある機械のことはとてもよく知っている。」

別の経営者は自分の仕事を歯車作りだと述べる。「以前は地元の市場のためにありとあらゆる歯車を作っていた。地元市場の需要を全て引き受けていたし、時にはイスラエルに売ることもあった」。

あごひげをはやした中年男性が不満をあらわにする。「イスラエルはパレスチナ人が地場産業に頼るのを見たくないんだ。私たちをイスラエルからの輸入品に依存させて、小さな釘一本まで買わせようとしているのだ」。

また、多くの人は、イスラエルがパレスチナ実業家による原料輸入を禁じていることについて、深刻な不安を吐露していた。労働組合の組合員によれば、ガザでストックされた原料はほんの6ヶ月しかもたないとのことである。

このところ国際メディアは、特にガザの鉄工場への軍事攻撃に関して、イスラエル側の言い分を繰り返すだけである。つまりCNNやBBCはシャロン政権と同じ文言を述べ、そうした工場はミサイルと爆弾を作っていると言うのである。

しかしガザの抗議行動参加者たちは、そうした言い分はイスラエル政府が作りあげたまったくのでたらめだと述べる。世界に対するメッセージで、ある参加者が述べた。「私たちは平和的な目的に従事しているにすぎない小さな工場の経営者だ。私たちがミサイルを作るのに必要な原料など持っていないことをイスラエルは知っているはずだ。それに、いずれにせよ、奴らがそんな原料を私たちに輸出することなどありはしない。奴らの言うことは全部、嘘と言いがかりだ」。

B.サメド ガザ 2003年2月5日


→英語原文












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