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ガザの現状
2005年9月15日(木)


ガザ市内および、ガザの他の地域における状況は平穏を保っている。何千人ものパレスチナ人が空になった入植地を見にガザ地区南部を訪れた。

すべての入植地で、イスラエル軍が破壊した家屋の残骸があちこちで大量に残されたままになっていた。しかし、それらの地域で何百ものグリーンハウスはそのまま残されていた。ほとんどの道路も良い状態のまま残されていた。

ラファとハンユニスに住むパレスチナ人は大挙して海水浴をしに海岸に向かった。これまではイスラエル軍によって禁じられていたことだ。

この数日間でより驚きなのは、ガザからエジプトへの入国が何の書類手続きもなく行われていることだ。何万人ものパレスチナ人といく人かのエジプト人が何の障害もなく、国境を行き来している。エジプト当局はこのことについて何もできていない。多くのパレスチナ人は、エジプト側のラファや、ラファから40キロ南にあるアル・アリシュに親戚や家族がいる。

報道によれば、エジプトは9月15日の木曜日、午前6時までに非公式な入国を止めるために国境を閉鎖するらしい。しかし、何千人ものパレスチナ人がいまもエジプト側にいる。

多くの報道が、新たな自由とエジプト側の安い物価を満喫しようというガザ住民によって、アル・アリシュのすべてのホテルとビーチ・コテージは予約でいっぱいだと伝えている。ラファの国境は公式には今もなお閉じられたままだ。今週いっぱいは国境は開いているだろうとパレスチナのメディアは伝えている。

ガザ市内の治安状況は平穏だ。多くの住民が入植地を見に行ったり、国境を越えて、エジプトの町、アル・アリシュに小旅行に出かけているため、街には人通りはほとんどない。

いくつかのパレスチナ人政治組織は、空になった入植地のなかのいくつかの場所で祝賀セレモニーを行った。

アブ・マーゼン大統領は9月14日[15日の間違いと思われる]、水曜日のグーシュ・カティーフ入植地での[イスラエル撤退の]記念行事で演説をする予定だった。しかし、そのイベントで彼は演説できなかった。彼の側近の一人、タイブ・アブドゥル・ラヒーム氏が大統領の代理として演説し、われわれの土地、そして首都エルサレムが解放されるまで完全に喜ぶわけにはいかない」と聴衆に語った。

新たにラファ・ボーダーにおける出入国状況を監督するためのパレスチナとエジプトの合同委員会を作るとの発表があった。アル=ルジューブ自治政府治安担当長官顧問は、この委員会を作る目的は、国境地域を管理することだとメディアに語った。

B.サーメド、05年9月15日

→英語原文




かつては軍事閉鎖区域だったガザの海岸を自転車で走る若者。 9月14日


海岸に行けることを喜ぶハンユニスの子供たち。


かつてのイスラエル軍駐屯地に座る二人のパレスチナ人兵士。ガザ地区南部のグーシュ・カティーフ入植地区域のはずれにて。


もぬけの空となったイスラエル軍駐屯地に陣取るパレスチナ人兵士。


グーシュ・カティーフ入植地区域のグリーンハウス。ほとんどの温室は無傷のままだ。
9月14日


グーシュ・カティーフ入植地のなかの道路。


ガザ中ののパレスチナ人が撤去後の入植地に入り、見学して回った。


ガザ地区南部の入植地の家屋。


グーシュ・カティーフ入植地区域の中
9月14日


ガザ地区南部、ハンユニスにあるマワシ農業地区。写真は有名なグアヴァ農場。


ガザの海岸に沈む夕日を見る子ども達。インティファーダが続いた過去5年間、ハンユニスでは子供たちが海岸に行くことはできなかった。この5〜7才の子供たちが海岸に行くのは生まれて初めてのことだ。


ハンユニスの海岸から見る夕日。
9月14日


グーシュ・カティーフ入植地区域のグリーンハウス。


イスラエル軍陣地の跡にパレスチナ旗 を立てるパレスチナ治安部隊員。


ガザ地区南部の入植地ではほとんどのグリーンハウスは無傷のままであった。


遠くから眺めたグリーンハウス。





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