- 講師:アッザーム・タミーミー
- 1955年パレスチナ・ヘブロン出身。イギリス在住。マークフィールド高等教育学院助教授。イスラーム政治思想研究所(ロンドン)所長。イスラーム運動に詳しく、BBCやアルジャジーラなどでコメンテーターとして活躍。現在名古屋大学に客員として滞在中。
今年の1月25日、パレスチナ自治政府の評議会選挙で、イスラーム抵抗運動「ハマース」が132議席のうち74議席を獲得し、40年近くPLOの中心的存在だったファタハを破る歴史的勝利を収めました。オスロ合意に反対し、イスラエルには自爆攻撃を含む武装闘争で抵抗してきたハマースが政権を握ることで、和平交渉の行方を危惧する声も上がっています。また、そのイスラームに基づいた政治思想や社会活動についても、私たちは多くを知りません。
今回、3月28日のイスラエル総選挙を前に、イスラーム政治思想の研究者でパレスチナ問題にも積極的に言及してきたアッザーム・タミーミー氏をお招きして、ハマースと今後の和平交渉の行方について語っていただきます。当事者に近い視点から私たちの疑問に答えていただく貴重な機会ですので、奮ってご参加下さい。