パレスチナの平和を考える会

【講演と対談】
変わりつつあるパレスチナ
 ヨルダン渓谷における〈援助〉と連帯を考える

小田切拓(ジャーナリスト)
清末愛砂(島根大学教員/パレスチナの平和を考える会)

2011年5月14日(土) 14:00-16:30(開場13:30)
阿倍野市民学習センター 第2研修室(あべのベルタ3階)

趣旨

チュニジア、エジプトに始まるアラブ市民革命の波は、パレスチナ情勢に大きな影響を与えようとしているようにみえます。

しかし、その一方、イスラエル・ネタニヤフ政権は、入植地建設やパレスチナ人家屋の破壊を強硬に進めています。

こうした占領政策の強化は、「平和と繁栄の回廊」の名のもと、日本が多額のODAを投入してきたヨルダン渓谷地域において、集中して行われていますが、政府は、放置・黙認したままです。

一方、この地域の住民たちは、非暴力直接行動によって、破壊された家屋の再建や、禁止されている学校や道路、水道などの整備を進めつつあります。彼らは、国家を通じた援助に頼らず、草の根の市民連帯を通じて、日々の生活を生き抜くために闘っています。

今回の企画では、ヨルダン渓谷地域をはじめ、被占領地に足しげく通ってこられた小田切さんに「中東民主化」の動きのなかで浮き彫りになりつつある日本の援助外交の欺瞞性について語っていただきたいと思います。また、渓谷における草の根の連帯運動に積極的に参加してこられた清末さんには、最近の現地情勢を報告していただきたいと思います。

ぜひご参加ください。

企画詳細